まさに隣人ディスタンスです。
団地、アパート、マンションなどの足音や生活音など集合住宅の騒音トラブルは絶えないです。
完全防音の建物以外、特に築年数が古い集合住宅では騒音の聞こえ方も大きく永遠のテーマかもしれません。
我慢に耐えかねて苦情を言うのも、近隣同士で気まずくなるので嫌ですよね。
やり返すのも問題になりますし、けんか腰で苦情を言うのも大きな問題で危険でもありますので、注意が必要です。
そんなあるあるの集合住宅騒音トラブルの対処法について書きます。
足音など階下に響いてないか心配しながら暮らすのもストレスが溜まりますので、気になる場所だけでも防音タイルカーペットを敷いてみてはいかがでしょうか。完全防音とはいかなくても敷くだけでワンクッション音が防止できるのでストレス軽減になりそうですよ。
こちらはドアの音を軽減してくれるテープです。厚みがあると見た目がダサくなるので薄手を紹介します。
集合住宅の騒音問題トラブルの種類と対処法
アパートや団地など集合住宅騒音トラブルの種類
騒音トラブルは断トツで多いですね。これは何階に住んでいようが同じことで、人が住んでいる以上「生活音」は必ず発生します。
- ドンドンと歩く足音や子供が走る足音(最上階は無い)
- 夜遅い時間の洗濯機の音(ルールは遅くとも9時台までです)
- 楽器の音
- 大音量の音楽
- ペットの鳴き声
- 子供の泣き声や叫ぶ声・飛んだり跳ねたりする音
- 深夜の掃除機の音
- 深夜のバイク音(バイク置き場が近いと目が覚めることがある)
- 排水管の音
- ドアやふすまを強く閉める音
極度に神経質な人だとすべてが気になるものですが、割と平気な人もいます。
生活音の大きさレベルの目安
普段の生活で聞こえる生活音の大きさで気にならないレベル
夜間静寂時 30~40db(音の強さを表すデシベル)は図書館内や人の小さな声くらい
日中 50~60db(音の強さを表すデジベル)エアコンの室外機や普通の会話音くらい
70デジベル以上は大きな声やサイレンなど徐々に大きな騒音になります。子供が走る足音はやや気になるレベルです。
騒音トラブルがなぜ一番多いのかと言うと、「音」は人間が本能的に持つ2大恐怖なんです。
1つは高いところから落ちる恐怖、そして2つ目が音に対する恐怖なんです。突然大きな音がすると「ビクっ」となるあの感じです(-_-;)
今は早寝する高齢者も多いので、夜から深夜の時間帯は余計に気をつかわなくてはいけなくなりましたね。
(逆に早朝からガタガタ聞こえるのも気になりますが(-_-;)
集合住宅の騒音問題トラブル、感情的にならない苦情の言い方とその後の対処法
普段から上下左右のご近所さんと良い関係ならそれほど問題にならないし気にしすぎることもないかと思うのですが、顔を合わせても挨拶程度、もしくはどんな人が住んでるのか知らないってこともあるので、知らないことが余計に「気になる」に繋がるんでしょうね。
時々聞こえるくらいなら大目に見てもですが、毎日のことでしたら苦情は必要ですね。
よく、上階からの音に対して天井を突いたりする人がいますが、トラブルが増大するのでそういった「音には音を」の抵抗はやめたほうがいいです。
まず最初に苦情を言うべき相手は当事者です。
「夜の時間帯はもう少し静かにしてもらえないでしょうか」
と時間帯をつけるだけで素直な相手だったら常に気をつけるようになります。
「体調が悪い者がいますのでもう少し音を下げていただけますか」
家族や自分の体調をあげて。嘘も方便ってやつです。
「うちも気をつけますのでもう少し音を静かにしていただけますか」
と、お互いに気持ちよく暮らしたいですね。という気持ちをこめて話すのも効果的です。
それでも効果がなかったときは管理会社や自治体へ連絡する
公営住宅ー各都道府県市区町村の環境課、公害課
民間マンション・アパートー管理会社又は大家
緊急時やこじれた時ー警察
管理会社や自治体に連絡するときのために、あらかじめ騒音や苦情を言いに言ったときのやり取りは録音しておいてください。
管理会社から相手に連絡が行ったときに「言った、言わない」の推し問答が避けられます。今はスマホにも録音機能がついてますので、すぐに録音できるようにセットしておいたほうが良いです。
そしてなにより「証拠」があることで管理会社は動いてくれます。騒音の苦情が多すぎるため中々動いてくれないので証拠は動き出してもらえる決め手になるんです。
管理会社も最初は注意のみかもしれません。が、頻繁に連絡がくるところは「強制退去」の話も出ますので、何をしても改善されないときは、頻繁に連絡してください。
苦情により脅されたり暴言を吐かれたり危険な目に遭った時は
二次被害を食い止めるためにもすぐに警察に電話してください。エスカレートするとなお危険です。
集合住宅の騒音で苦情が言えないとき
そうはいっても「相手が怖そうな人」とか生理的に恐怖を感じる場合は、最初から自分で言わずに管理会社に相談してください。
苦情を言われたら
逆に子供がいて足音や音楽の音がうるさくて苦情が来る立場の場合は、素直に「すみません、気をつけますね」とひとこと言うだけでも大分印象はよくなります。が、それだけではダメで、夜間だけでも子供には正直に話して気をつけるように注意しましょう。
言い方ひとつで変わるとおもいましたね^^
部屋全部は費用がかるのでうるさく聞こえがちな、子供部屋と廊下などの床にもう一枚ジョイントマットなど防音性のあるマットを敷くなど工夫すると効果的です。ドアや襖の音を吸収してくれるスポンジ的なグッズも役立ちます。
家具をお隣との境の壁に置くのも有効です。
防音ジョイントマットの記事もあわせてお読みください。
ジョイントマット大判が人気赤ちゃんのケガ防止や防音対策から実用的な使い方まで
騒音トラブルで弁護士に相談するのは最終段階で
騒音トラブルは管理会社に連絡しても解決しないことが多いです。なぜなら、管理会社の入り込める管轄は共有部分で、各戸の生活音には最後まで対応しきれないんです。せいぜい注意喚起で終わることが多いです。
管理会社や住宅公社に相談しても改善されない場合、最終的に弁護士への相談も視野入れるようです。嫌ですけどね。
いつか弁護士に相談まで行ってしまったときのために、何にしても録音やメモしておくことは必須です。最低でもいつ、どこから、どんな音でどのくらいの間隔で・・など感じた範囲ですべてメモしておいてください。
録音に比べてメモの証拠能力は小さいのですが、相談をスムーズに進めるためにも何もしないよりは役立ちます。
ですよね。負け損みたいで腹も立ちます。とはいえローンで購入した家など引越し予定がなければ最終手段として考えておかないといけない場合もあります。
弁護士は初めに「内容証明(通知書)」を送ります。弁護士事務所にもよりますが費用はおおよそ5万~10万円です」
まとめ:集合住宅での暮らし方
ワンルームのアパートやマンションですと、若い人が多くお互い干渉されたくないので、挨拶程度の近所付き合いになりますね。
家族単位で暮らす場合は、出来たら雑談できるくらいの関係性でお付きあいできると、何かのときに頼りになって助かりますよ♪
何かあってもいがみ合って暮らすのではなく、日ごろからコミュニケーションを取っりながら暮らしていると、集合住宅だからこその結束もできますのでうまく付き合っていけますよ。心がけ次第で嫌なことばかりではなくなります。
とはいえ、苦情を言う方も言われる方も最終的に引っ越してしまう人も結構います。最終手段ですね。